転職の神殿を開きました 4巻
「小説家になろう」サイト上にて人気を博している、ファンタジーシリーズの第4巻。
異世界転移させられた主人公の青年がその際、他人に大きな力を与えることの出来る転職能力を得て神殿を開くべく宗教組織に加入、そこで起こる騒動を描かれたのが今巻でありました。
前作までの拙レビューはこちら↓
王都でのトラブルの連続、そこで活躍するカナメたちが描かれていて、WEB版でも特に好きなパートであったので楽しく読むことが出来ました。
主人公が大技をあてにいき、それを他のパーティメンバーがフォローしてるシーンは特にお気に入りでした……教会の「聖女」の面々とのやり取りも好きでして。陰謀を暴くパートもなかなかの緊迫感をしっかりと描いていて面白く読ませてくれていましたね。
またこの巻に関してはイラストも適正な描写で不満に思うこともなかったですし、というか主人公の青年、カナメに関してははかなり良くなっていたと感じましたしね。
若干の不満としては文庫版の追加パートが、3巻までより少なめだったことでしょうか。まあ大幅に追加するのも色々とバランスが崩れる可能性が生まれるので良し悪しな部分もあることは理解していますが、もうちょっと読みたかったなあ、というのが正直な印象でした。
5巻も既に発売になっていて読了済みですので、こちらも年内にはレビューUPするつもりです。