聖剣使いの禁呪詠唱 16巻
……もう16巻か、早いものだなあ。
さておき、シリーズ16作目となる今回はロシアを舞台にして夏合宿を行うことになった主人公一行が、そこで強敵による策謀に巻き込まれていく様が描かれていきます。
前作までの拙レビュー↓
コメディーとシリアスそれぞれでなかなかに読ませてくれますし、チートハーレム物ならこのレベルまで描いてくれないとね、と思わせるバトル描写はさすがのものがあり、特にヒロインの一人が新たな剣技を習得する部分が良かったのですが。
物語としては正直またこのテの繋ぎエピソードでマンネリ感が否めません。一応ラストで次巻以降大きく動きそうな感じでは描いてますが、と思ったら今度は短編集とのことですし、あまりもったいぶられてしまうと興ざめしてしまうので本筋を動かして欲しいなというのが正直なところです。
あとはまあ、ラスボス候補は二人いますがどちらになるのかなあ、というのも興味深いので、そろそろに物語の核心に迫る展開が望まれます。