機動戦士ガンダム 全3巻
プラモデルが史上空前の大ブームを巻き起こした人気アニメタイトル、その小説版。
アニメ監督である富野由悠季さんが喜幸(本名?)名義で執筆、後に角川文庫からも出たようですが最初は朝日ソノラマ文庫にて発刊されておりました。
アニメ自体にはそこまでハマらなかったのですが当時の子供として当然のようにプラモデル作りにはのめり込んだ身ですので、まあそれならと小説版にも手を出してみたのですが、あまりにアニメとノリが違うことに驚きがありましたね……展開も色々と違っていましたし、何より主要キャラの生死もアニメと異なっていて、3巻一気に読んでしまったものでした。
個人的にはアムロとセイラの生々しいやり取りが、20年以上経った今でも強く印象に残っていますね。
富野監督の独特過ぎる文体は読む人を選ぶと思いますし、賛否両論あって然るべき小説版であることは間違いないですが、だからこそ今でも記憶に残る「読み物としてのガンダム」ではありますね。
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