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Fate/Apocrypha[フェイト/アポクリファ] 1巻

 

Fate/Apocrypha

Fate/Apocrypha

 

 大人気PCソフト「Fate/stay nihgt」[フェイト/ステイナイト]のスピンオフタイトル。

 元々はオンラインゲームの企画であったものを小説にリファイン、東出祐一郎さん執筆にて全5巻にて(一般流通外で)発売、その第1巻となります。

 

 英霊と呼ばれる歴史上の英雄達がサーヴァントという仮初めの存在ながら現界し万能の願望機たる聖杯を求め争う、という大まかなルールはFate作品共通なのですが、今作はルールを外れ、赤と黒2つの勢力に分かれ7対7の大規模バトルとなり更に調停役となるサーヴァントまで現れるという、まあ入り乱れまくりな展開となっており。

 正直キャラが多すぎて1巻の時点では全体の把握がなかなか難しく感じましたね、まあ明かされていない情報も多々あることは、現在展開中のFateスマホゲームをプレイしている身としては重々承知していますけども。ただステイナイトやZEROといったFateの他作品と比べると両陣営いったりきたりが激しい故にとっ散らかってしまっている感は否めないでしょうか、調停役なり、赤のセイバーなりにもっと重点的にスポット当てた方が読みやすかったように思います。まあ、もしそうなると各陣営の説明が不足しそうな懸念もあるのでこの仕上がりでも悪くはないでしょうけどもね。

 

 次巻以降も読みたいとは思いますが、やはり一冊ごとの価格が高めなのがネックで独自流通なこともあり、パッとは手を出せないかな。