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対魔導学園35試験小隊 全13巻+外伝1巻

 

 

 

 アニメ化もされた、劣等生の寄せ集めだったはずの部隊が遂には世界をも救う戦いの中心に巻き込まれていくバトル物。

 本編は無事完結し、残るは外伝1冊を残すのみとなっております。

 

 劣等生といっても単にスペシャリストの集まりでアンバランスなだけ、ってのがパターンでこの作品もそういう仲間が揃っているわけですが、仲間内のやり取り・掛け合いがなかなかに楽しく、最後の巻まで読ませてくれました。特にヒロイン格の二人が最初から最後まで口喧嘩の応酬で、周りも呆れつつ最終的には理解していく(でも喧嘩は続く)様はそのシーンが来る度クスリとさせてくれましたね。

 

 主人公の妹が中盤以降重要な存在になっていき、そして実はぶっ壊れヒロインだったというのも、まあたまに見かける展開ですが存在感はありましたか。

  戦闘描写もしっかりしたものがあり、後半はバトルに偏り過ぎな感もありますが最後まで読ませてくれました。

 

 個人的にはヒットするヒロインはおらず、主人公にも特に魅力は感じなかったのが残念でしたが、13巻分購入し続けるだけの読み応えはありました。残りの巻もここまで来たら付き合うつもりです。

TVアニメ「対魔導学園35試験小隊」オリジナル・サウンドトラック

TVアニメ「対魔導学園35試験小隊」オリジナル・サウンドトラック