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ノベルレビューオンリー

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ミドリノツキ 上中下巻

ライトノベル

 

 

ミドリノツキ (中) (ソノラマ文庫 (941))

ミドリノツキ (中) (ソノラマ文庫 (941))

 

 

ミドリノツキ (中) (ソノラマ文庫 (941))

ミドリノツキ (中) (ソノラマ文庫 (941))

 

 

ミドリノツキ〈下〉 (ソノラマ文庫)

ミドリノツキ〈下〉 (ソノラマ文庫)

 

「星虫」で大ファンとなった岩本隆雄さんの、星虫シリーズ以外で初の作品となった「ミドリノツキ」、今作もまた気持ちの良い物語を見せてくれました。

 現代社会に突如現れた万能の塔、そこから起こる大騒動に、ちょっと変わった高校生、尚顕は舞台の中心へと巻き込まれていく…といった物語はややもすると「おいおい…」と突込みどころ満載になってしまいますが、岩本さんの確かな筆力と構成力でスイスイと読ませてくれます。後から考えると若干ヘンに思う点もありましたが、読んでるときにはまるで気になりませんでしたね。

 キャラも尚顕を中心に個性がありながら魅力溢れる面々を描ききっており、特にピュンの特異なキャラクター性は目を見張るものがあり、しかも尚顕との絡みでおいしい場面を持っていく、ということで読者に大きく支持されたのではないでしょうか。
 主人公と冒険を共にする少女とのストーリーも、ボーイミーツガールの王道ですがとてもさわやかで、ラストの気持ち良さはかなりのものでした。
 岩本作品のカップルではこの二人が一番好きですね。

 現代のファンタジーを描かせたらこの方が当代で一番、と思っていますが、昨今はまたもや冬眠に入ったかの如く動向が聞こえてきません。また素敵な物語を紡いで欲しいものですが……