六覇国伝 カラクの女神
六覇国伝第4巻にして、ログアウト冒険文庫の終了とともにシリーズ最終巻となってしまいました……
今作では大道芸を披露しながら旅をする美人親娘が里帰りしたときに巻きこまれる大事件、そこに強大な力をもつ魔人がシリーズの例によって絡んでくる、という物語になっています。
読んでいて何と言っても存在感ありまくりなので母親のキクハというキャラで、まあイイ性格をしておりましたわ。
全くもって魔性の女、ってヤツですわなあ。
ただ彼女がヒロインポジション、ってのはどうかとは思いました、はい。
冒険活劇としての後半の盛り上がりも十分でしたし、キャラクターのイキイキとした描写も見事で読み応えあるシリーズだったのですが……
はあ、後書きに出てくる次巻「タイレイの花嫁」の煽り文がむなしいですねえ。