六覇国伝 ユナンの天女
「セイガの歌姫」に続く六覇国伝シリーズ第2弾。
今作は舞台を空に移し、飛行機のフライトに燃える主人公と謎の魔人との出会いから別れを描いています。
いや、この巻も楽しめました。
空中戦の華やかさもさることながら、謎の魔人の活躍振りも活劇の名の相応しく、登場人物たちも過不足なく活躍して、と、前作の満足度に匹敵するぐらいの内容でした。
まあ前作より大きく複雑な展開だったので主人公の印象度が前作ほどではなかったのはやや気になりましたが、これは好みの問題かも知れませんね。
このシリーズ全体に言えることですが、今となっては入手が困難なことが残念でなりません。
より多くの読者を得ることが出来る環境が整えばいいのですけども……