りゅうおうのおしごと! 1-2巻
将棋を題材にしたライトノベル、ってのは今まで読んだことはなく、タイトルもファンタジー世界のボスをひらがなにしたのか、と最初は思ったぐらいで(竜王、という将棋界のタイトルからだった)。
学生の頃は将棋に結構ハマっていたので、元ネタが判ってクスリとしたり。
史上最年少でタイトルを取った16歳の少年の下に弟子志望でやってきた9才の少女、そこからはじまるドタバタコメディーと、対決シーンのシリアスさのギャップは大きいですが、かなりちゃんと取材しているようで対戦の場面に違和感はなかったですね。
2巻から出てきたまたまた9才の少女、しかも同名のライバル対決もなかなか熱かったですし、将棋シーンは全体に良かったです。
コメディー部分もまずまず楽しめましたが、ただ個人的にはメール文章以外で顔文字使ってるのには違和感ありました。
あとちょっと感心したのは、最後に物語の本筋から離れた小エピソードを感想戦として載せてたことですね、本編ではほとんど出てこないキャラもなかなかに魅力的に描かれてまして、よい着想だと感じ入りました。
シリーズはまだまだ続くようで、今後も楽しみです。